看板に描かれている消火器の正しい選び方
消火器は火災の初期消火に非常に有効な道具ですが、適切に使えなければ意味が全く持ってありません。
消火装置には種類が数多くたくさんあり、それぞれに適した火災の発生があります。
看板に描かれている火災対策器具の正しい選び方を事前に予め知っておくことが大切です。
防火器具の種類は、主にA・B・C・D・Eの5つに分けられます。
Aは一般物質(木材や紙など)の火災に、Bは油物質(ガソリンや油など)の火事場に、Cは電気(コンセントや配線など)の火元に、Dは金属(マグネシウムやアルミニウムなど)の火事に、Eは特殊物質(アセチレンや水素など)の火災に使います。
鎮火装置のラベルや看板には、これらの記号が数多く記載されています。
防火器具を選ぶときは、まず火元の原因となっている物質を確認します。
次に、その物質に対応した記号がある消火装置を探します。
例えば、油で揚げ物や天ぷらをしているときに油が燃えたら、Bの記号がある火の消える装置を使います。
逆に、電気で起きた火災に水をかけると感電する危険があります。
その場合は、Cの記号がある鎮火装置を使います。
火災対策器具を使うときは、安全な距離から噴射します。
噴射口を微調整を行って炎の根元に向けて、一定の速度で動かします。
噴射時間は10秒から15秒程度です。
噴射後は、再発しないか周囲を確認し、注意しながら慌てずに退避します。
消火器は命を守るための重要な道具です。
看板に描かれている消火器の正しい選び方を覚えておきましょう。